今年6月2日、人気AV女優の「相沢みなみ」が引退を発表し、私は少なからずショックを受けました。
決して彼女のファンというわけではないのですが、相沢みなみの隣にはいつももうひとりの女優の存在があり、私にとっては彼女のほうが好みなのです(相沢みなみファンの皆さんごめんなさい)。
そのもうひとりの女優というのが、今回ご紹介する「明里(あかり)つむぎ」です。
愛くるしい姿の美少女
デビュー前の明里つむぎは、ごくごく普通の女の子だったようです(詳細な生い立ちなどについて明かしていないだけかもしれませんが)。AKB48のファン、タピオカが大好き、K-POPが好きすぎて韓国語が少し理解できるまでになった……といったような情報しか出てきません。
身長157㎝、スリーサイズが80-58-83㎝。どちらかというと華奢で、決してエロい体つきの女性ではありませんが、1998年生まれの現在25歳ということを考えると、この世代の女性の平均的な体型なのかもしれません。
初体験は17歳のときで、AV女優としてデビューするまでの経験人数は3人だったといいます。2017年1月にイメージDVDでデビューし、同年3月にアイデアポケット専属女優としてAVデビュー。
翌年には『DMM R-18 アダルトアワード2018』でスペシャルプレゼンター・武井壮賞を受賞し、注目を集めます。授賞式でのスピーチでは緊張のためかしどろもどろになってしまいますが、その愛くるしい姿に惹かれた男性が多かったようで、人気が急上昇しました。
両極のキャラクターを演じ分ける上手さ
アイデアポケット専属女優としてデビューした明里つむぎでしたが、2018年に早くもアタッカーズへ移籍(2019年にアイデアポケットに復帰し、ダブル専属となります)。
アイデアポケットでは痴女、アタッカーズではヤラれる女というふうに概ね二つのキャラクターを演じ分けるようになります。
両極端なキャラを上手く演じ分けることで、それぞれ趣味嗜好の違う男性ファンを獲得。新人ながら演技力を高く評価されるようになりました。
痴女系の作品では、小悪魔っぽいキャラやツンデレ女子、清楚系女子の裏の顔などをうまく演じています。
いっぽうで、ヤラれる女を演じるときにはまったく違った表情を見せてくれます。正義感の強い女性の凛とした美しさ、裸にされたときの恥じらいやか弱さなどを上手く演じており、痴女系作品で見せる顔とのギャップに驚かされます。
20代とは思えない色っぽさ
私が明里つむぎに対して感じるいちばんの魅力は、なんといっても「色香」と「生々しさ」です。30代以上の熟女系女優になってくると、そういう魅力を持った人はたくさんいますが、20代で彼女ほどの色香と肉体の生々しさを漂わせる女優は少ないと思います。
『義姉になった幼馴染の無防備なカラダに耐え切れず一線を超えてしまった。』という作品で、私は明里つむぎの虜になってしまいました。
ずっと恋心を抱き続けていた幼馴染の女性が自分の兄と結婚してしまい、歪んだ欲望を抱えたまま彼女を犯してしまうという話です。
このとき明里つむぎは若干22歳ですが、その彼女から醸し出される大人の色香に、私はすっかり打ちのめされてしまいました。華奢な体をした22歳の女の子から、演技派の熟女系女優のような色っぽさと肉体の生々しさが感じられたのでした。
義弟に犯されたあと、乱れた衣服を直しながら部屋を飛び出していくときの彼女の恥じらいの様などは、素晴らしい演技だと思いました。この作品はおすすめの一本です。
演技にますます磨きがかかり…
今年でデビュー7年目に入り、ますます人気度を高めている明里つむぎ。アイデアポケット、アタッカーズそれぞれから交互に作品をリリースし、出演作品数はすでに250作を超えています。
2022年からはマドンナとも契約し、それまでとはまたひと味ちがった趣向の作品もリリースするようになりました。
また、専属契約ではありませんが、美熟女系AVメーカーである溜池ゴローからもいくつか作品を発表しており、こちらも良作ぞろいでおすすめです。
演技にもますます磨きがかかり、新作が出るたびにファンを魅了してくれる明里つむぎ。しかしどういうわけか、彼女が演技派女優という枠に分類されることはあまりなく、デビュー当時から「美少女系」としてアイドル的にとらえられがちです。
端正なルックスの彼女ですから、どうしてもそこばかりに注目が集まってしまうのかもしれません。たしかにルックスもAVを楽しむうえで大事な要素ではありますが、もっと彼女の演技に注目が集まるといいのになぁと、私は思ってしまいます。
第4期イベルトガールに就任
2020年7月、深田えいみ、高橋しょう子とともに第4期イベルトガールに就任した明里つむぎ。YouTubeチャンネル『イベルト!』にもたびたび登場し、なかなかの天然ぶりと自由奔放なキャラを全開してくれています。
AV作品の中では見ることのできない明里つむぎの素の人柄が感じ取れる貴重な番組になっています。じつは彼女はすごくおっとりした人柄で、話し方もスロー。
ときどき司会者とも話が嚙み合わない天然ぶりも発揮し、男性ファンにとっては癒される時間になっているのではないでしょうか。
こんなに天然でおっとりふんわりな女性が、どうしてあれほどしっかりした演技ができるのか不思議に思ってしまいます。
イベルトガールに就任し、YouTubeチャンネルにも出演するようになって活躍の場を広げていった彼女は、さらに多くのファンを獲得。この頃から「つむつむ」という愛称で呼ばれるようになります。
同年12月には「FLASH 2020年現役最強セクシー女優BEST100」読者投票・SNS部門第3位に選出(総合第21位)されました。
明里つむぎと相沢みなみ
冒頭で少し触れましたが、「明里つむぎ」と「相沢みなみ」。このふたりはどこか似ているのです。私は時々どっちの作品だったかわからなくなり、FANZAで検索してしまうことがあります。
実際に見るとあきらかにタイプの違うふたりなのですが、私の中ではずっと〝双子〟のような存在。いったい何がそんなに似ているのか?
たしかに身長やスリーサイズを比較するとほぼほぼ同じで、シルエットだけ見せられたらどっちがどっちかわからないかもしれません。
しかし、そういった部分とはべつに、ふたりは似ている気がするのです。具体的に何が似ているのか私にもうまく説明できないのですが、ただ、ひとつだけ言えることがあります。
男性の女性に対する好みというのは、ざっくり見て「明里つむぎ」か「相沢みなみ」のどちらかに分かれると思うのです。見た目ではなく、人柄だと思います。
どんな人柄の女性に惹かれるかと考えたとき、多くの男性が求めるものが、概ねこのふたりのうちのどちらかにある気がするのです。
相沢みなみが引退を発表し、少しさびしくなりましたし、明里つむぎも今年に入ってイベルトガールを卒業。あの天然で自由奔放な彼女を見られなくなるのはちょっと残念です。
しかし、相沢みなみに関しては、引退後は台湾や香港で活動するという話が出ていますので、こちらを期待したいと思います。
明里つむぎのほうも、この6月から7月にかけて数本の新作リリースが予定されており、今後ますますの活躍が期待できそうな予感。久々にイメージDVDも発売するみたいです。