待ち人で溢れてる！高級DC嬢が行列のできるAVプロダクションへ面接へ行った話

【エロエロ！AV面接VOL.2】

さて、遂に皆さんの気になるAV女優時代のお話に突入。

ここから先のコラムは全て「AV女優」として活動する傍ら、風俗に勤めている……といった形態になるので、実質副業風俗嬢みたいなもんである（？）

いや、だって最初はお昼の仕事と並行してましたしおすし。ええ。
本業AV女優、副業風俗嬢という滅茶苦茶金持ってそうな（あるいはド級のホスト狂いと思われそうな）時代の話、スタート。

しらいしさん、なぜアダルト業界へ？

まずはなぜAV女優になろうかと思ったのかを説明しようと思う。

スカウトに勧められただとか、ホストにハマっただとか、そういう歌舞伎町っぽい理由はまったくない。

ぶっちゃけ「なんとなく」である。

高級店の勤務はそこそこ楽しかったけど、何故か自分の中で限界がそろそろ近付いてきているのが分かった。

この時年齢的にもまだ若くて盛りの時だと思っていたけど、人間、盛ればいつかは枯れていく。

つまり絶頂の時に辞められればいいな、と思っていたのだ。栄枯盛衰だなんて、昔の人は本当に良い言葉を作ったと思う。

正直、水商売ならお金もあるし、個人事業主だから「盛り」の時を引き延ばそうと思えばいくらでも出来る。本人次第で咲き続けることだって可能だ。

でもそれには多大な努力と覚悟が必要で、結局芯が強くなくてはやっていけない。しらいしにその覚悟は全くなかった。

お店は転々としているし、ランキング一位になったことなんてないし、若さだけでどうにかしてるし。風俗という商売に骨を埋められる気はしなかった。

まぁ綺麗に書いたけど、要するに若いうちに稼ぎ逃げしようって魂胆だったという。gomi！

もうタイムリミットが近付いていることだし、「どうせならAV出てみっか！」というノリだった。

バレてもまずい友達とか、家族とかもいなかったからあっさりと決断してしまったのも理由の一つ。

風俗同様、お店を探すようにプロダクションを吟味して、気になったところにアポを取った。

本当にこの点は風俗と同じで、LINEやらメールやら、電話以外でも面接を受け付けていた。どこもAVプロダクションもそうらしい。

所属するまでは偽名でも構わないし、よくある芸能事務所のように書類を送って一次審査を受けないと所属出来ない～とかはない。

とりあえず顔つきの身分証明書を持って面接に来てから決める、そんな感じだ。

もちろんこの部分も風俗と同じく、18歳以上（高校生は不可）しか面接を行っていない。

今までと段取りも変わらなかったので、面接前日は大した緊張もせず爆睡したとか。ナメてんな。

プロダクションは小ギレイでこじゃれている

なんだか風俗の事務所が入っているような、とんでもねぇ雑居ビルを想像していたので、初めてプロダクションを構えている建物を見た時は感動した。

ちゃんとした立派なビルに事務所が入っている。

そしてちゃんと案内してくれる人事担当の人とか、受付の人とかがいて、「しっかりしているな」というのが第一印象だ。

しらいしの行ったプロダクションは大手だったので、ちゃんと待合室も設置されていたのをよく覚えている。

ちなみにこのあたりから、やっっっっっと緊張してきた（おせーよ）

面接担当が来るとかいうもんだから、ドキドキしながら待っているも、なかなか現れない。

「あれ～おかしいな…」と思いながら待っていると、受付のお姉さんに声を掛けられる。どうやらめちゃくちゃ時間が掛かっているらしい。

「しらいしさんの前にも、面接希望の女の子が３人いまして……」

そんなに面接来てるの！？とその時はとにかくびっくりした。

風俗の面接で待ったことなどなかったため、これは想定外の事態である。

思い返すとしらいしがデビューした頃はAV女優になりたい女の子で溢れていた時代だったので、面接待ちだなんてよくあることだったのだろう。

だが何もかも初めてだったので、意外な事態に困惑していた。

とりあえず出されたお茶をグビグビ飲み、緊張のせいかおしっこに何度も行った。気付けばお手洗いと待ち合いを死ぬほどループしている、アヤシイ人と化す。

「グエーまだかよぉ…」そう思っている事約一時間（！）、やっとお呼び出しがかかったのである。

待っている間にも綺麗な女の子たちが出入りしていて、しらいしはすっかり自信を喪失していた。

自分には場違いな世界かもしれない、そう思って一人でゲンナリしていたのである。

もう↑こんな感じの美女がいたのである。あ、もちのろん服は着ていたけども。当たり前か。

きっと落ちるんだろうなぁ…と諦めながら、面接へと臨んだ。

ちなみに「面接」とお堅い言葉を使っているが、何も一般社会のあの「面接」ではない。

色々記載された紙に、色々書いていくのである（説明が死ぬほど雑）

前半は住所、氏名、国籍、趣味、特技、学生時代の部活など至って普通の質問事項。

後半はエロに関する質問だ。風俗経験があるかとか、初体験はいつとか、オナニーするかとか、今彼氏はいるかとか。

全てこれはAVに対しての姿勢を伺うためのもので、プロダクションの人間の趣味とかではない。

またこういう質問は「この子自分の意思で来てるのかな」という確認を取る意味も含んでいる。

「全然セックス好きじゃないけど来ました」とかだったから、早急にお金が必要なのかとも思うし、まさか強要？とも疑われるので、プロダクション側が女の子の状態を確認するために面接を行うというのもある。

ただお金が欲しいだけなのか、有名になりたいのか、一本出てすぐやめたいのか、ゆるく働きたいのか。そういった点もこの面接で確認する重要事項だったり。

全ての項目を書き入れたら口頭ですり合わせをしていき、プロダクションも女の子を受け入れるか、どう売り込んでいくかを考える。

しらいしはちゃっちゃか面接シートを書いて、「早いね」と笑われた。

気付けば面接で色々なことを話し込み、案外楽しい時間だった。

特に合格も不合格も言われることはなく、「じゃあ、メーカーさんに面接周りするから、あとで予定教えてね」ということだった。

とりあえず返事をしておいたけど、その時は「これって受かったのか？」といった感じだった。

まぁ後から知ったことなのだけど、よっぽどデブとかよっぽどババアとかよっぽどブスとかそんなんでも無い限り、仕事が貰えそうな子は受け入れるらしい。

そんなことは知らずに、面接当日の帰り道はモヤモヤしていた。

やっと「メーカー周り」という日にプロダクションへ受け入れてもらえたことを知り、契約書を交わすのだけど。

ちなみに契約書のないプロダクションも山ほどあります。某吉〇みたいだね。

次回、噂のメーカー周り

これを読んでる人々は「メーカー周り」という言葉を知っているのだろうか？

よくAV女優がSNSに「面接行ってきます☆」と書いているアレである。

次回、アダルト業界では常識！初のメーカー周り！～しらいし、ちゃんとネコを被れるのか！？編～

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